BCP導入事例

【策定目的】
何らかの要因で事業が中断しても、取引先へ自社製品を安定供給ができるようBCP(事業継 続計画)を策定したいと考えました。

【効果】
2018年9月に発生した台風による風害によって静岡県西部地区のほぼ全域で数日間の停電が発生しました。

当事業所も停電に遭って事業が一時的に中断しましたが、あらかじめ策定したBCPにもとづいて自社で製造している工程の一部を遠隔地にある協力工場に依頼。多少の生産遅延は発生したものの停電回復時には通常の生産体制に戻すことができました。

【策定目的】
当事業所は沿岸部に近く、今後南海トラフ地震の発生も視野に入れてBCP策定の意義を感じ、取り組むことになりました。

【効果】
2019年5月に発生した当事業所の入所施設で火災が発生しました。建屋は一部焼失しましたが、日頃から防災訓練を行っており、迅速に避難できたため幸いにもけが人は発生しましせんでした。

しかし、火災発生以降、当施設での生活はかなわなくなりましたが、あらかじめ協定を締結していた近隣の施設に分散して避難することができ、約1ヶ月ほどで元の施設に戻ることができました。

【策定目的】
当事業所は富士山にも比較的近い場所に位置し、富士山噴火に伴う火山灰の降灰による事業中断を視野に入れてBCP策定の必要性を強く感じ、BCPを策定することとなりました。

【効果】
2019年10月に伊豆半島に上陸した台風の影響で、当事業所周辺地区は一面80cmほど冠水してしまいました。当社倉庫の一部商品は浸水したため廃棄せざるを得なくなり、さらに会社周辺の道路も3日間冠水した影響で取引先への配送もできなくなりました。

しかし、主要取引先である医療機関へはあらかじめ協定を結んでいた他社便を利用できたためほぼ遅延なく配送することができました。