なぜBCPを作らないのか?

今回は今までとは視点をガラッと変えて、『なぜBCPを作らないのか?』あるいは『作れないのか?』を考えてみたい。

今までも全国各地で特に大震災が起こるたびに“BCPを策定する”気運が盛り上がることが多かった。今年1月に起きた能登半島地震でも然りだ。

能登半島で起きた惨状を見るにつけ、自社が被災したらどうなるのか?ということを想定すればなおのことBCPは作っておくべき、となるのが自然であり今までもそうだった。

しかし、事はそう簡単には進まない。「のど元過ぎればなんとやら」で被災地の復旧・復興が進んでいくと急にBCP策定機運も尻つぼみになっていくのが常だった。

それは外から見ていると「結局はなんとか復旧できるんだ」という勝手な思い込みが先行して「別にBCPを策定しなくても大丈夫!」という根拠のない理屈で“BCPを作らない”ことがよく見られた。

一方で意識の高い会社は「この際だからBCPを策定してみよう!」ということで取り組もうとするが、何から手をつけてよいのかわからず結局“BCPを作れない”で終わってしまう。

 つまり、BCPを作りたいが“作れない”、あるいはBCPを作らずとも何とかなるとして“作らない”というループを延々と回すことになるのである。

2024年6月2日