避難中にけが人が出たら?

震度7など相当激しい揺れが発生した時、揺れがおさまるまで安全を確保して、まずは今いる場所でとどまっているが、そのままではモノが落ちてきたり棚が倒れるなど屋内にとどまっていては危険なことも多い。

外へ避難するほうが安全ではあるが(例外もあり)、その際に“ケガ”をしてしまうことも考えられる。気をつけていてもこのような状況下、“ケガ”をしてしまうのはある意味やむを得ない。

さて、そうなった場合どうすべきか?他のスタッフもいるわけだから状況が状況なだけに避難を中断するわけにはいかない。とにかく避難することを敢行する。

“ケガ”の程度にもよるが、もし周りのスタッフの手を借りて避難できそうならあらかじめ決めた避難場所まで移動する。

そして、避難場所で手当てすることがベターだ。仮に相当重症なケガであればその場で応急処置をしてから避難場所へ移動するしかない。

ただ、都合よく救急用具がそろっているとは限らないが、少なくとも備蓄品に最低限の救急用具はそろえておきたいし、できることなら避難場所まで携行したい。

これらの行動も簡単にできるわけではない。日ごろの避難訓練の中で“条件反射”で動けるまで繰り返し訓練したいものだ。

2024年5月26日