どこに連絡すればよいのか？

災害が発生して事業所が倒壊した、はたまた機械・設備が止まってしまった、一命はとりとめたものの、とても事業が再開できる状況ではない、こんな時、どうすればよいだろうか？

まず、経営者・従業員が無事であることを知らせたい。連絡先は家族はもちろんのこと、仕事に関係ある取引先や業者など事業者であればたくさんいるだろう。

ただし、ここではスマホがつながらないなど、連絡手段の制約もあるのですべてと連絡を取り合うのは不可能だし、その必要性もない。

まずは、安全の確認とともに事業再開に向けての行動だ。そのためにも最低限必要となる連絡先との意思疎通は必要だ。

特に地震などの広域災害で被災した場合には自社だけでなく、近隣の取引先や業者も被災している可能性があるので、仮に自社が無事であっても事業再開が可能かはひととおり確認してみないことには結論は出せないのである。

だからこそいざという時に事業がすみやかに再開できるようあらかじめ協力していただける業者を特定しておかなくてはならない。

こういった一連の活動を行う前提として、３日程度活動するための備蓄品（飲食料や寝具など）の準備は必須である。

万が一に備えるためにも日ごろから連絡先の整理は進めておこう。