BCPは地震以外でも有効!

ここ数日、小林製薬の「 紅麹(べにこうじ )」成分入りのサプリメントを摂取した人に健康被害が確認された問題に関する報道がかまびすしい。現時点で死者が5人、入院が114人も出ていれば当然のことだ。

会社側でもっと早く事態を公表すれば被害は少なかっただろう、との見解が出されているが、それを言っても後の祭りだ。企業のこういった後手後手の対応は今に始まったことでなく過去から何度も繰り返し起こっている。

この一連の問題の検証そして今後の対策はしっかりと関係者にはやっていただきたいが、BCP的な観点からみるとまた違った対応が求められる。

当然ながら「 紅麹(べにこうじ )」成分入りのサプリメントとその成分を使った他社製品も例外なく自主回収され市場から姿を消すはずだ。

そのことにより販売が減少し、業績への悪影響は避けられない。自然災害とは異なり大きな事業中断はないにしても、信頼低下など今後の経営へのマイナス影響は決して小さくないはずだ。

でもこうなることはあらかじめわかっていたにもかかわらずくり返し起こってしまう問題なのである。

逆に早めに問題を公表して世間から高評価を受けた企業も過去にはあるので経営者の対応ひとつで良くも悪くもなるのである。

今回のケースはある意味“人災”であるが、そうであればなおさら事前に防げたことも事実なのでこれからは自然災害以外のBCPにも注目してほしい。

2024年3月31日