ネック業務は何か?

前回は優先する事業があれば他の事業に先行して行うことの重要性をお話しした。

今回は仮に“優先事業”が決まった場合、その事業の中で“重要業務”は何か?を考えたい。

“重要業務”とは、一連の事業(工程)の中で、その業務ができなくなると事業としては成り立たなくなる業務(仕事)のことを指す。

たとえば地震で被災して、ある機械が使えなくなったとする。代わりの機械があれば何とか事業を続けられるのに、その機械の代わりがないがために事業を継続できないとすれば、BCPではそれが“重要業務”となるのだ。

このように考えた時に、みなさんの事業ではどうだろうか?“重要業務”に匹敵するものがあるかを考えてほしい。

仮に事業が中断するほどの“重要業務”が見つかった場合には、事業が中断しそうな場面に備えてあらかじめ代わりの手段を考えなければならない。

一例を挙げると、ある機械が使えなくなった場合を想定して代わりの機械を導入する、資金的に余裕がなければ他社の機械を借りる、あるいはその他の手段を考える、など事前に検討することはいくらでも出てくる。

 まずは事業を継続できるようにすることが大事であるが、続けられなくなった時のことも同時に考えておかなければ、「こんなはずじゃなかった!」という被災者の声を聞かなければならないことになる。

そうならないように平時のうちから万一に備えておくことが、結局は一番の近道なのである。

2024年3月17日