BCPに未来はあるか?

前回まで7回にわたりBCP未策定の理由は“策定できない”のではなく“策定しない”言い訳として一つひとつ解説してきた。

つまり、主な未策定理由は以下の7つである。
1.必要なスキル・ノウハウがない
2.人材を確保できない
3.実践的な計画にするのが難しい
4.時間が確保できない
5.必要性を感じない
6.自社のみ策定しても効果が期待できない
7.策定費用を確保できない

こういった言い訳をしているかぎり、BCPは永遠に策定できないし、仮に明日?大震災が起こればはたして事業が今までどおりできるかは大いに怪しいものだ。

だからこそ、万が一の際にBCPを策定しておくことは保険にもなりうるのだ。

ところが、多くの企業では前述のような理由を掲げて未だに策定していないケースが目立つ。

いざとなれば“何とかなる”と考える経営者は相変わらず多いのだが、“何とかなる”根拠は一体どこから来ているのか?

ことわざに「転ばぬ先のつえ」があるが、これは「失敗しないよう前もって準備する」、という意味である。

BCPもまったく同じであり、“前もって準備する”、つまりBCPを策定しておくことがいざという時に役立つのである。

ただし、「BCPを策定する」のはあくまでも行為であり、それをもって安心感が生まれ、心に余裕ができるのである。

したがって、経営者なら目先の利益だけではなく長い目で経営とは何なのか?を考えてほしい。

皆さんにとって来年はさらによい一年になることを願って今年を締めくくることにしたい。

2023年12月31日