保育園・虐待事件の結末は？

静岡県裾野市にある保育園で保育士３人が受け持っている１歳の園児に対し足を持って宙づりにするなど虐待したとされる問題はいまだ全容がわからないままである。

この問題は今年６～８月に１歳児を受け持つ保育士３人が園児の足を持って宙づりにしたりカッターナイフを見せて脅したりするなど１５の悪質な行為が１１月３０日、明るみになった。

裾野市は保育園に対し被害を受けた園児や保護者に個別に説明し、謝罪するよう指示した。同時に虐待行為にあたるとして刑事告発する意向も示している。

この問題は保護者も納得できないことばかりであり、被害の実態や謝罪なども不十分、これから徹底的に解明がなされるべきであるが、他方、この問題を事業継続の観点から考えてみたい。

こういった問題が発覚すれば保護者としては他の保育園に移したいと考えるのは当然なのかもしれないが、実態は引受先も少ない中で転園は簡単なことではない。

だからといってここにとどまるのも親としては不安であるし、本来ならばこういった問題を起こした保育園の運営自体が継続できないことは明らかである。

そういった問題を抱えている今回の事件、果たしてどんな結末が待っているのか？保育事業が中断すれば双方困るのは明白であり、トップの責任はことのほか思いのである。